今回のご相談は相談者は関西在住の方で、父親が関東にお住まいで、
長年借地をされてお住いとのこと。
最近、底地をご所有の方から土地を買い上げて欲しいとのこと。
底地のご所有者は生前対策として借地権のある土地を親族に相続する
より現金化をご希望とのことです。
借地権を相続されても、相続人は借地の管理やのちのちの分割の際に
手間がかかることを考えれば、底地ご所有者のお考えはグッドです
さて、話を本題に戻し、相談者は土地を買ったあとの活用方法に
ついてのご相談です。
土地は25坪程度ですので、戸建賃貸となります。またご相談地は
有数の高級住宅地であることから旺盛な需要が見込める。
大手ハウスメーカーから一括借上げのご提案があるとのことでしたが
資料を拝見させていただくと、工事費と賃料収入を考えると悪くは
ありませんが、底地取得費が発生するため手残りが厳しい収支でした
当社からの提案は、大手ハウスメーカーでなく地元工務店などで
工事費を圧縮することをご提案いたしました。
京都であれば、工務店さん、賃貸管理などのコンサルティングを当社
でお手伝いできるのですが、関東なので懇意にされている不動産業者
さんへご相談されることをお勧めしました。
事業収支は決して良いものではありませんが、借地買取が実勢価格の
40%程度で申入れされているとのことですので、最悪の場合でも
土地建物を売却されれば土地を安く取得できるため相談者が返済で
困ることはないと思われるので底地取得をお勧めしました。
【今回のポイント】
■ 生前対策で借地を整理
■ 借地権の売買
■ 賃貸事業は工事費と賃料設定、入居の見込みが最も重要な要因
■ 予定通りにいかない場合でも返済に困らない出口戦略
相続の生前対策や土地活用のご相談は
京都市のKAY不動産コンサルティングへご相談ください!